ChatGPTを使っていて、「この質問を答えているAIはどこにいるのか」と考える人はあまりいない。なんとなく「クラウドの向こう側」にいるような気がする。
ところが、そのクラウドにも住所がある。郊外や農村に建つ巨大なデータセンターだ。何千、何万というサーバーが並び、大量の電気を使い、施設によっては冷却のために水を使う。そして24時間、冷却装置や電気設備が動き続ける。
いまアメリカでは、その「AIを支える巨大な箱」を自分たちの町には建てないでほしいという動きが急速に広がっている。しかも話は環境運動だけでは終わらない。反対していた住民が、とうとう地方選挙に出始めた。